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公開日:2013 年 2 月 08 日

第八回被災障害者就労支援事業所連絡会議を開催しました。

この度、平成24年度被災障害者就労支援事業所等復興支援体制づくり事業の一環として、『第八回被災障害者就労支援事業所連絡会議』を平成25年1月30日(水)に開催しました。
この会議は、宮城県内で建屋の損壊等特に直接的被害が大きかった、若しくは沿岸部等、特に被害の大きかった地域に所在する生産活動を伴う事業所を対象として、情報交換による互いの状況把握と、それに関しての相談、アドバイスの場を設ける事で、新たな問題解決の糸口発見や協働での作業づくり等相乗効果が期待できると考え、震災の影響を強く受けている事業所の集まりを作る事で、何らかの支援をしたいと考えている法人や団体、有識者を迎え、作業の提案や商品販売ルート開拓、場合によっては事業所運営のヒントを得る事を目的としております。
第八回目は、場所を東松島市コミュニティセンターとして、大変お忙しい中8事業所10名の方にご参加いただきまして開催致しました。
【参加者】
(社福)嶋福祉会 さくらんぼ 山崎施設長
(社福)円 まどか 塚原生活支援員
(社福)洗心会 ワークショップひまわり 小松施設長
(社福)洗心会 のぞみ福祉作業所 畠山施設長
(社福)洗心会 のぞみ福祉作業所 森主任
(社福)洗心会 風の里 三浦施設長
(社福)洗心会 風の里 熊谷主任
(社福)矢本愛育会 ぎんの星 三浦施設長
NPO法人みどり会 みどり工房若林 今野施設長
NPO法人輝やくなかまチャレンジ こころ・さをり 熊井センター長
【ゲスト・アドバイザー】
宮城県保健福祉部障害福祉課社会参加促進班 阿部主幹
宮城県保健福祉部障害福祉課社会参加促進班 岡部主査
(特非)日本セルプセンター 林氏
第八回目の会議の内容は、現在の活動内容と今までの案件の進捗状況、現在の一番の問題点等を中心にお話ししていただきました。
 
【南三陸町の今】


南三陸町は年明けから地質調査が始まり、数年先には志津川ICや歌津ICの開通も予定されています。曇り空にみぞれが吹き交じる中を、大型トラックが絶え間無く交差して行きます。瓦礫が撤去され広漠とした土地に目を引くのは『きりこの白さ』です。かつて南三陸町で地元の人々と“きりこアート”を普及させる活動をしていた吉川由美さんが、震災後アクリル版で再現したものでした。ここに町があり、人々の暮らしがあったことを静かに伝える白い語り部たち。町創生に向けた動きは始まったばかりです。
【被災事業所の今】
震災から2年が経とうとしています。間借りしたままの活動も2年が経とうとしています。未だに移転先のメドが立たない被災事業所は、選べない環境の中で試行錯誤が続いています。一般に、福祉事業所が心を配るのは利用者さんへのサービスです。“物づくり”を通して利用者の社会性を養いながら、心のケアをし、健康をチェックし、安全面に配慮して朝夕の送迎を行います。作った物を販売して工賃に変えることは利用者さんの大きな励みになります。販路の開拓や新商品の開発は大きな課題です。被災事業所連絡会議に参加されている皆さんは“被災”しながら利用者へのサービスを考えなければなりませんでした。“被災”しながら工賃の向上を考えなければなりませんでした。利用者へのサービスの前に、まず職員さん達のモチベーションを高めることが必要でした。そして、環境が整っていなくても慣れ親しんだ職員の傍で活動したいと希望する利用者さんのために、今日も頑張っています。
 
 
この会議は、毎月1回の開催を目指して活動しています。
今年最後になる第9回の開催予定は、2月26日(火) 13:30〜 場所:東松島コミュニティーセンター です。
【 参加予定】
宮城県内の障害者就労支援事業所
(特非)日本セルプセンター
(特非)ふうどばんく東北AGAIN
(特非)みやぎセルプ協働受注センター
詳しい内容についてのお問い合わせは、みやぎセルプ事務局(Tel:022-399-6299)までご連絡下さい。
ご興味がある企業の皆様からのお問い合わせもお待ちしております。
 
 


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