公開日:2016 年 9 月 06 日
平成28年度の被災障害者就労支援事業所等復興支援体制づくり事業の一環として、標記セミナー等を開催致しました。
日時:平成28年8月24日(水) 10:00〜17:30
講師:株式会社生活品質科学研究所 コンサルティング本部 高田かおり氏
・食品表示方の主な変更点
・加工食品の一括表示について
・資源有効利用促進法について
・表示作成演習と解説
食品表示法が平成27年4月1日から施行され、3つ(食品衛生法、JAS法、健康増進法)の法律が包括的かつ一元的な制度となり、より消費者への「安全、安心」を守る上でも重要な制度となりました。
現在はまだ猶予期間であるとはいえ、新しい制度を正しく理解し、準備をしておかなければなりません。
商品のコンプライアンス(法令遵守)については、アレルゲンの誤表示、食材の誤表示、産地偽造等企業の不祥事がマスコミでも話題となっており、世間の関心も高まっております。この問題については、障害者就労支援事業所も決して例外ではなく、違反を犯さないようリスク対策をしておく必要があります。その為にも、日々情報を収集し、体制を整えなければなりませんが、専門家でないと理解しにくい点があるのも確かです。
その為にも今回のセミナーでは、新たに創設された制度や変更になった点の説明と、食品表示ラベルを実際に作る演習問題交えたセミナーを開催致しました。
今回は、セミナーへの関心度もかなり高く、多くの事業所職員にご参加いただきました。
皆さん、長い講義にも関わらず、とても真剣な眼差しで聞いていらっしゃるのがとても印象的でした。
今回講師を務めて頂いた、株式会社生活品質科学研究所の高田様も、とてもわかりやすく具体的な例を挙げて頂きながらの講義をしていただき、とても感謝致します。
〜参加したみなさんの感想〜
・別な主催の研修も昨年受けましたが、今回の高田先生の資料も話もポイントがまとめられており、とてもわかりやすく聞き易かったです。
・今の食品表示を適正に整備しながら、改訂などでどんどん変わる新しい情報に遅れないよう対応しなければならないと感じました。今回のセミナーは後日個別相談会を実施して頂けるとの事で、大変助かります。現状のものがいいのか悪いのかも不安です。
・知らない事ばかりだった為、貴重なお話を聞けて本当に良かったです。その分やらなければいけない事の多さに不安を抱く事になりましたが、安心・安全の商品提供のために尽力したいと思います。
・やらなければいけない事がたくさんあり今後大変だと感じました。
・今までは、他の研修会やインターネットからの情報を元に作成していました。まずは配合仕様書を作成してみようと思いました。
・実際に講義を受けると自分だけで勉強していた内容では足りない部分が多くあると感じさせられました。大変参考になる時間でした。
・2020年までに間に合うだろうか・・・と難しさと不安を感じたのが正直なところです。事業所に持ち帰り情報を共有していきたいと思います。
・2年前のセミナーのおかげで、現在取り扱っている商品の表示に関して自信を持って販売できています。今回のセミナーもとても勉強になりました。法律は変わるタイミングがなかなか自分達でおさえることができないので、参加できて良かったです。
『食品表示法に基づく表示作成セミナー』を開催したおよそ一か月後の9月21日には、セミナーに参加した事業所を対象に、「食品表示個別相談会」を開催し、7事業所が参しました。セミナー後の短い期間にも関わらず、原材料規格証明書を取り寄せ、配合仕様書を作成した参加者のみなさまには感服いたします。
約40分間の個別相談会は、内容の濃い時間となりました。
みなさん、少しすっきりとした表情で帰られたのがとても印象的でした。
参加者のみなさん、お疲れ様でした!!
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