公開日:2015 年 1 月 27 日
この度、平成26年度被災障害者就労支援事業所等復興支援体制づくり事業と障害者工賃向上総合対策支援事業の一環として、平成27年1月23日に仙台市泉区において、「スタッフの行動力を高めるコーチング術」&「コンサルタント活用による成果報告」を開催致しました。当日は、22事業所合計25名の方にご参加いただきました。
第一部 「スタッフの行動力を高めるコーチング術」
●講師:ワッツ・ビジョン 代表/コミュニケーションプロコーチ 笹崎久美子氏
※以前好評だった「ワードを使ったPOPセミナー」もやって頂いた方講師の方で、豊富な現場経験や職場リーダーとして多くのスタッフを育ててきた実績を生かし、製造業やサービス業など現業に即した研修や、コーチング・コミュニケーションをテーマに肩の凝らないユーモアのある講演を数多く行っていらっしゃいます。
まずは、席が近い方同士で自己紹介です。講師の話す随所に「コーチング」の技が隠れており、すんなりと自己紹介の順番が決まり、与えられた時間内で事が進んでいきます。それをきっかけに一気にセミナー会場は和気あいあいとした明るく楽しい雰囲気に包まれていきました。
コーチングとは/ティーチングとコーチングの違い/信頼関係を築く傾聴/「褒める」の考え方
中でも一番盛り上がったのは、「タイプ別コミュニケーションの考え方」の中で、自分がどのタイプかを調べる時でした。
・コントローラー(主導型)
・プロモーター(直感型)
・サポーター(温和型)
・アナライザー(分析型)
今回の参加者で一番多かったのは、サポーターでした。福祉業界や支援する側の方に多いタイプだそうです。
日頃何気ない所で感じていた、「この人とは上手くいかないなぁ〜」「なんでこの人はこんな言い方しかしないんだろう・・・」など 、タイプ別で考えるとその方への傾向と対策が少し見えてくるかもしれません。
ちなみに、一緒に参加していたうちのスタッフの内、男性3人はアナライザーで女性3人はプロモーターでした。さて、このタイプの相性はどうなのでしょうか・・・?
第二部 「コンサルタント活用による成果報告」
●NPO法人シャロームの会 施設長 菊地康子氏
※昨年に引き続き今年度のコンサルタントを活用し、日々の活動に活かししっかりと成果を実感しているとの事。どの部分にコンサルタントを活用しどのような成果を実感しているのかを中心にご報告して頂きました。
●株式会社S・Yワークス 田中貴士氏
※実際にシャロームの会のコンサルティングを担当した方に、今回行った内容についてお話をしてもらいました。
今回、「シャロームの会」が行ったのは、主に「5S体制構築」についてです。レストランの運営を行っている「シャロームの会」では、狭い厨房や倉庫を有効に利用できていなかったとの事。また、経験が浅い職員や利用者にわかりずらい配置だったり、不必要なものがあったりしたようです。しかし、 コンサルティングを受けることにより、職員の意識が変わり、全員を巻き込んでの不用品の整理や物の置き場所や置き方などが決まっていき、「誰でも・いつでも・取り出し・戻せる」環境が整っていきました。また、現場の職員同士でお互いの厨房を見学し、学び、チェックしあえる環境になったとの事。更には、職員の皆さんが自発的にレストランの提供料理の手順書を誰が見ても分かるように図解付きで作成したお話を聞き、コンサルティング担当者方も驚いた良い結果が生まれたとの報告を頂きました。
(5Sとは・・・整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)
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