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公開日:2013 年 10 月 24 日

「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」×「鹿児島県こどもエコクラブ」 エコたわし1700個事業所連携で生産

この度、平成25年度宮城県被災障害者就労支援事業所等復興支援体制づくり事業の一環として、『協働受注窓口』としての機能を存分に発揮できた事例を紹介致します。
今年の6月上旬に、こどもエコクラブ鹿児島県事務局の担当者様より、「ホームページを見ました」と一本の電話を頂きました。色々とお話を伺うと、企業からの寄付金を使って、鹿児島県のこどもエコクラブ会員の皆様に贈り物をしたい、その商品は被災地の障害ある方々の作った商品を是非採用したいとの事でした。
我々にとっては、とてもありがたいお話です。しかし、数量を聞くと「1500個ぐらい」と聞き、はじめは1つの事業所で生産できる商品としてはかなり多めで、納期も秋頃とのお話でしたので、スタッフ一同悩みました。その後、こどもエコクラブの活動内容をネットで調べたり、担当者の方と密にお話を進めていく中で、エコ活動の一環にもなる商品として自然にやさしい「エコたわし」をご提案させて頂きました。その後、「こどもエコクラブのマスコットキャラクターの『エコまる』を使ってエコたわしを作れませんか?」という話になりました。正直最初は不安もありましたが、編み物が得意な事業所さんと共同でサンプルを作成し、担当者様へ送りました。その後、こどもエコクラブ鹿児島県事務局様も大変気に入って下さり、正式な依頼となりました。
さて、ここからが協働受注窓口』としての活動が本格化します。
まずは、県内の障害者就労支援事業所へこの作業が可能かどうかメールにて募集をしました。なるべく作業が分かりやすいように、サンプルの画像、簡単な指示書を添付し、可能であれば事業所内でサンプル商品を編んで持って来てくれるようにお願い致しました。 名乗りを挙げてくれたのは全部で9事業所です。
↓の写真はそれぞれの事業所のサンプル品(表情はまだマチマチです。中にはプーさんも隠れています・・・)

その後、何とか「作業指示書」を作り、材料を支給して実際の作業工程に入って頂きました。
 

作業は、大まかに土台となる部分と顔パーツの部分に分かれます。一番難しかった部分は「エコまる」の表情です。パーツ自体は単純ですが、単純な分配置がすべてになってきます。少しでも場所が違うと「エコまる」ではなくなってしまいます。この部分は、厚紙で型を作りそれを当てながら慎重に作業していただきました。しかしながら、ちょっと表情が違うのも若干あるかもしれません・・・今後の課題ですね。
2ヶ月弱の期間で多い所では500個の「エコまる」たわしを完成していただきました!!

次は袋詰めの工程です。A4の台紙を4つ折りにしてPPの袋に入れシールで留めます。この作業に2つの事業所に参加していただきました。

今回の商品生産には、全部で11事業所に参加頂きました。ありがとうございました。
 

1.(社福)共生福祉会 仙台ワークキャンパス 仙台市太白区袋原
2.(特非)多夢多夢舎中山工房 仙台市青葉区中山
3.(社福)ゆうゆう舎 ぱれった・けやき木ノ下 仙台市若林区木ノ下
4.(特非)雲母倶楽部
iずみアウトドアリハビリテーション倶楽部
仙台市泉区将監
5.(社福)宮城県社会福祉協議会  ひまわりホーム 岩沼市里の杜
6.(合同)ビッグママ 仙台市太白区長町
7.(特非)ハートライフせんだい
ハートライフせんだい創働舎
仙台市宮城野区小鶴
8.(社福)仙台市手をつなぐ育成会  こぶし 仙台市太白区門前町
9.(社福)永楽会 TOMOTOMO・YOUYOU 黒川郡富谷町富谷字桜田
10.(社福)円  まちの工房 まどか 仙台市太白区袋原
11.(特非)みどり会  みどり工房若林 仙台市若林区若林

 

 
 
ここで、こどもエコクラブ鹿児島県事務局様がこの企画を行った趣旨についてご紹介を致します。
〜こどもエコクラブのみなさんへ〜
環境を守る活動をしているエコクラブのみなさんに、洗剤を使わないで水を汚さないという環境に配慮した生活スタイルを広めようとエコたわしを探していたところ、「みやぎセルプ協働受注センター」さんを見つけました。
クラブのみなさんがご家庭でのお手伝い用品として使ってもらう事で、「エコ」について興味を持ち、また併せて東日本大震災復興支援に貢献できるような商品である「エコまるたわし」に辿り着きました。
「エコまるたわし」を使う度に環境について考え震災や復興の事に思いを馳せ、みなさんと繋がっていけたらと思い選びました。

こどもエコクラブ鹿児島県事務局
スタッフ一同

「全国で子どもたちの環境活動を応援する事業『こどもエコクラブ』
→ http://www.j-ecoclub.jp/

 

 
この企画の元となった企業からの寄付金は、マックスバリュ九州株式会社様の「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」です。毎月11日の「イオン・デー」に実施している「イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン」は、地域で活躍されているボランティア団体などに対して、お客さまとともに応援する取り組みです。毎月11日には、お客さまにお渡しするレシートが黄色に替わります。また、店舗には専用の投函BOXが設置してありますので、お客さまには応援したいと思う団体のBOXにレシートを投函していただくと、投函されたレシートの合計金額の1%分を贈呈金額として、団体の活動に役立つよう希望商品を寄贈するものです。今回の件に関しては、寄贈れる商品を被災地である宮城県の障害者就労支援事業所から購入することで震災復興支援になり社会貢献にもつながるという、とても素晴らしい取り組みだと思っております。本当に感謝を申し上げます。
全国的にも、障害者就労支援事業所で製作されている商品は多岐にわたり、素晴らしい商品がたくさんあります。ただし、個々が小規模な為、量産が難しかったり、納期に時間が掛かったりというデメリットもありますが、我々のような中間支援団体が各県にも存在致しますので、有効に活用していただき、是非とも今後もこのような取り組みを継続して頂ければと心から思います。
最後になりますが、こどもエコクラブ鹿児島県事務局(一般財団法人鹿児島県環境技術協会)様、マックスバリュ九州株式会社様に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 
11月15日(金)に贈呈式が行われました。ありがとうございました。

また、11月21日(木)付の南日本新聞23面にも、大きく取り上げられました。ありがとうございました。

 
 


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