目の前に海が広がる海辺の事業所ですが、幸いにも津波による流出は免れました。
しかし、建物の半分が埋め立て地だったことから地盤の隆起と沈下が進みました。建物内で活動するには危険な状態になり2013年5月から10月までの半年をかけて、今では珍しい「曳家」という建築物をそのまま移動する技法で損傷の激しかった基礎を修復しました。
現在は、慣れ親しんだステンドグラスのある事業所に戻り無事に活動を再開させています。2014年の今期は震災のため休止していた「EM製品」の生産を再開させたいと思っています。
【EMボカシ製品について】
私たちが作る「EMボカシは」ネットワークの技術指導員が品質管理を行う“本物のEMボカシ”製品です。EMボカシネットワークは、ボカシの製造と普及を通して「障害を持つ方も持たない方も地域で共存共栄の社会を実現してゆこう」という活動を推進している団体です。私達も心を込めてイーエムボカシを作りながら少しでも“地域環境の改善”にお役に立ちたいと考えています。
【EMとは・・】
自然界の有用な微生物(乳酸菌・酵母・光合成細菌)を培養した資材で、園芸、環境浄化、生ゴミ処理の他、クリーニング、医療等、様々な分野で利用されています。
今後、利用者数を増やさなければならない事情があり、必然的に活動スペースも広げなければならない問題だ出ております。利用者の方々が、これまで以上に社会参加する機会に恵まれ、様々な体験が出来るような利便性の良い新たな環境も模索中です。