織音(旧こころ・さをり)は2011年3月11日の東日本大震災にて被災しました。 当時、事業所は沿岸近くに位置していましたが、利用者・スタッフとも建物上階に避難し全員が無事でした。
しかし、そこでの数日間で目の当たりにした光景は信じられないものでした。その中でいかに利用者達を守るか、その重さを突き付けられた出来事でした。 その重さと被害の大きさに一時は活動再開を断念しようかとも思っておりました。 しかし震災後、たくさんの方々の温かいご支援の声と応援を頂きました。今まで会ったこともない方々が私達を応援してくださり、また私達の活動をずっと見守ってくださっていた方々も多く応援してくださいました。それらの声に後押しされて活動再開を決意し、まずはスタッフ自宅で活動を再開しました。現在は仮設住宅支え合い拠点センターで活動しております。 震災から日が経つにつれて利用者がいかに私達との活動を楽しんでいてくれていて、心の支えにしてくれているかを感じています。利用者の中には自宅が流されてしまった人もいます。経済的な面の心配もあります。 このような状態だからこそ、私達は出来るだけ震災前のような活動ができるような環境を再生したいと思いました。現在の活動場所である仮設を退去した後も活動を継続できるよう、スタッフ一丸となって励んでおります。
被災時「織音(旧:こころ・さをり)」が使用していたビル
「織音(旧こころ・さをり)」集合写真