TOPTOPICS ≫ 【11月29日は、ノウフクの日】地域農業従事者との連携が実現!!「ノウフクJAS」取得。名取市北釜地区にてお披露目会を開催

公開日:2024 年 10 月 31 日

【11月29日は、ノウフクの日】地域農業従事者との連携が実現!!「ノウフクJAS」取得。名取市北釜地区にてお披露目会を開催

宮城県名取市にある障害者就労支援施設「一般社団法人こねくと ラ・フレーズ(以下:ラ・フレーズ)」では、地域の農業従事者と連携した取り組みを展開しております。この度、サツマイモのキュアリング(熟成)設備および貯蔵庫設備の導入と、出荷作業場の完成を記念したお披露目会を開催することとなりました。

この活動を通じて福祉・農業双方の課題解決を図る農福連携を推進するとともに、宮城県内に止まらず、首都圏への販路拡大、働く障害者の工賃向上を目指しています。

※本取組は宮城県から委託を受け、「農福連携プラス推進モデル事業」の一環として実施しております。

一般社団法人こねくと (代表理事 芦田伸也)
ラ・フレーズ(就労継続支援A型) 定員20名
宮城県名取市高舘川上字八反3-5
ラ・フレーズ(就労継続支援B型) 定員20名
宮城県名取市増田3-3-12

 

お披露目会の概要

  • 日時:11月29日(金)13:30~14:30
  • 場所:一般社団法人こねくと ラ・フレーズ ハウス作業場
    (〒981-1201 宮城県名取市下増田台林329)

【式次第】

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 来賓祝辞
  4. 出席者紹介
  5. 工事経過報告と今後の展開
  6. 施設内覧会
  7. 閉会

プレスリリースはコチラ

【報道機関からのお問合せ】
特定非営利活動法人みやぎセルプ協働受注センター(担当:格井)
電話:022-399-6299
メール:info@miyagi-selp.org

名取市北釜(きたかま)地区とラ・フレーズについて

宮城県名取市の沿岸部にある北釜(きたかま)地区は、東日本大震災の影響を大きく受けた土地です。かつては砂地を活用したメロン栽培が有名でしたが、震災被害からの圃場整備の遅れや、農業従事者の高齢化という課題を抱えていました。近年、新たな農業法人の参入も増えるなかで、徐々に活性化が進んでいる状況です。

同地区の復興支援の一環として始まったサツマイモ栽培に施設外就労という形で関わっていたのが、ラ・フレーズです。同じ名取市内でイチゴやブドウの栽培を中心に農作業に取り組んでいる障害者就労支援施設です。現在は自社でもサツマイモの栽培を行っていますが、収穫後の貯蔵庫設備が無いために、サツマイモを熟成させて商品の付加価値を高めることができないという課題に直面します。また、地域の農業者全体の高齢化と人手不足による収穫機会や販売機会の損失も目の当たりにすることになりました。

これらを解決するべく、ラ・フレーズはキュアリング(熟成)設備および貯蔵庫設備の導入と、出荷作業場を保有することにしました。これによって自社のサツマイモだけでなく、地域の農業従事者が収穫したサツマイモの熟成と長期保存が可能になり、付加価値を高めた美味しく長持ちするサツマイモとして出荷することができます。また、サツマイモの計量や袋詰めといった出荷に関わる作業の一端をラ・フレーズが担うことで、農業従事者の人手不足解消と、障害者就労支援施設の仕事の確保にも繋げることができます。

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