公開日:2017 年 9 月 04 日
9/3(日)に東京都新宿区の戸山公園での『しんじゅく防災フェスタ2017』に出展してきました。
このイベントは大人や子ども、障害者や外国人が楽しく学べる防災・減災イベントとして、昨年から
開催されています。
「しんじゅく防災フェスタ2017」 http://bosai-festa.com/
今回の大きなテーマの一つに「災害時要配慮者」というものがありました。
みやぎセルプでは、特別展示として『3.11ソレカラ〜障害者・福祉職員の「あの日」と「ソレカラ」〜』
のパネル展示と、宮城県内の事業所商品の販売、聴覚障害者のコミュニケーション手段の一つで
ある「手のひら書き文字体験」のワークショップを行いました。
当日は天候にも恵まれ、3,000名を超える来場者で会場は盛り上がりました。
みやぎセルプのブースは会場となったスポーツセンターの入り口に近いこともあって、多くの方が
出入りする際に足を止め、熱心にパネルを見てくださいました。災害時において配慮を必要とする
方々がいるということを、パネルを通して伝えることができたと思います。
また、事業所商品の販売コーナーにも高い関心を持っていただくことができました。お客様の中に
「東日本大震災の後、気仙沼に2年間ボランティアに通っていた」という方がいらして、当時のお話
を聞くこともできました。
備蓄用ソフト缶パンやキャンドルは人気があり、買い備えておこうという意識をお持ちのお客様が
多く購入していかれました。
「手のひら書き文字体験」のワークショップも盛況でした。目隠しをした状態で、自分の手のひらに
書かれている文字を当てることで、音声を伴わないコミュニケーションの手段があることを知っても
らうという目的で行いました。友人同士や親子連れで多くの方にご参加いただくことができました。
簡単に当てることができる方と、何度も何度も書いてもらっても正解にたどり着けない方がおり、個人
差がとても大きいようでした。災害時、紙とペンが無くともコミュニケーションを取ることができる手段の
一つですが、「慣れていないととても時間がかかる。」であったり、「一度に伝えられる情報量が少ない。」
といった感想が聞かれました。
みやぎセルプのブース以外にも、視覚障害者向けの災害対応ワークショップやペットを連れた避難の
仕方のパネル展示、心臓マッサージのための胸骨圧迫、AED(自動体外式除細動器)の取り扱いなど
を英語で行う救命入門コースの実施など、外国人居住者率の高い新宿ならではのプログラムもありました。
公園スペースには地震体験車やはしご車、自衛隊車両なども展示されており、家族連れで楽しめる内容
になっていました。東京に限らず、全国各地でこういったイベントがもっと増えるといいですね。
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