応援団TIMES~担当者の声~Vol.5

2025/01/17

東北電力株式会社
河村 淳さん 澤山 さやかさん

官民応援団の各企業・団体の担当者に取り組み実施に当たっての経緯や、感想をお聞きする“応援団TIMES~担当者の声~”5回目は、東北電力株式会社の河村淳さん(写真右)、澤山さやかさん(写真左)にお話を伺いました!

一般就労以外にこのような働き方があるんだなと思いました

――官民応援団活動に取り組む前、障害者就労支援事業所というところをご存じでしたか?もし、知っていたらどういう印象でしたか?

澤山さん
スーパーやイベントなどの販売会でパンやお弁当など売っているのを見たことがあったので、障害者の方が食品や雑貨など物を作って売って働く場所があるのだなという存在は知っていました。

河村さん
私も区役所などでお昼に販売会を行っているのを見たことがあるので知っていました。

――障害者が働いている姿を見たことはありますか?

澤山さん
当社の特例子会社で、東北電力フレンドリー・パートナーズというグループ企業があり、そこで障害者の方々が多く働いているので、普段から実際によく仕事を見ています。ただ、東北電力フレンドリー・パートナーズは一般就労されている方々なので、社外での販売会で福祉施設の皆さんが働いている姿を見て、一般就労以外にこのような働き方があるんだなと思いました。

河村さん
東北電力フレンドリー・パートナーズでは、オフィスサポート事業という、シュレッダー業務や、シュレッダーで再生紙にして名刺の作製、郵便物や社内メールの仕分けを行い各部署へ配布するなど多くの業務を行っております。私たちは東北電力フレンドリー・パートナーズを支援する担当でもあるので、障害者の方々が働いている姿は毎日見ます。

当社に「地域社会との共栄」という経営理念があります

――カタログ販売を行うに至った経緯を教えてください。

河村さん
当社の経営理念に「地域社会との共栄」という言葉があります。最初に官民応援団のお話をいただいたときに、取り組みの趣旨に共感でき当社も是非協力したいと考えました。当社ではすぐに協力できる手段としてカタログ販売を選択いたしました。もともと地域貢献したいと希望し入社する社員が多くおり、そういう面でもカタログ販売は取り組みやすい協力のひとつではないかと考えました。

――カタログ販売の取り組みで工夫していることがあれば教えてください。

澤山さん
まずは社員の皆さんに知ってもらわないことには始まらないので、知ってもらう取り組みとして社内のポータルサイトに掲載したり、各部署の庶務担当の方に周知をお願いしたり、部長会議の場で直接「協力お願いします」と伝えたりと、様々な場面での周知を行いました。また、今年度は本店ビルだけではなく別ビルである宮城支店に勤務している社員にも対象を広げてカタログ販売を行いました。宮城支店の担当者からも「是非やろう!」と言ってくれて、協力的に取り組んでもらうことができました。

――周知の面で、各部署の庶務の方がキーマンですか?

澤山さん
そうですね。本店ビルだけでも多くの社員が働いており,私たちだけで皆さんに周知するのはなかなか難しいので、各部署の庶務担当の方にご協力いただき発信してもらうことで、なるべく多くの方に周知できるようにしています。

河村さん
先ほどお話しした部長会議で直接訴えるような発信も大事にしています。各部署トップは影響力がありますので、多くの社員に周知・取り組みへの理解を促すことができたのではないかと思います。

――障害者就労支援事業所の商品に対する感想などあれば教えてください。

澤山さん
お菓子やコーヒーはとても人気で、美味しかったという声をよく聞きます。雑貨もそれぞれ独自のデザイン性があり、手作りの温かみもあったりして、福祉施設の商品ならではの魅力があるなと思っています。品質も高いなと感じています。

河村さん
ごりごりんごトフィー、とても美味しかったです!家族にも喜ばれました!

「こういうことができる」という特徴がわかれば、更に協力できる取り組みも増える

――今後の取り組みについて考えていることがあれば教えてください。

澤山さん
カタログ販売をこれまで3回実施したのですが、今年度は追加で販売会を考えています。カタログに掲載されていないパンやお弁当などを中心に障害者就労支援事業所の方と当社社員が直接やり取りをすることも大切だと思っています。今後も継続的に支援していくことが大事だと思っているので、他にも様々な取り組みができればよいと思っています。

また、東北電力フレンドリー・パートナーズでも、最初は何ができるかわからなかったのですが、少しずつ「こういうのもできます!」と言っていただけた結果、社内での活躍の幅が広がったという部分があるので、障害者就労支援事業所においても「こういうことができる」という特徴がわかれば、更に協力できる取り組みも増えるのではないかと思っています。

東北電力株式会社 概要

商号東北電力株式会社
創業1951年5月1日
資本金2,514億円
代表者取締役社長 樋口 康二郎
事業内容電気事業
従業員数4,763名(2024年3月末時点)
所沿地〒980-8550 仙台市青葉区本町一丁目7番1号

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