新年あけましておめでとうございます。
いや~~~、寒いですね。
仙台は東北地方のわりに雪が少ないのですが、例年に比べるとまぁ降るったらないですよ。
玄関前の雪かきも、腰痛持ちには地味~に厳しい作業です。
そんな話はさておき、お久しぶりに帰ってきた「こんなスキルはどうでしょう??」
日々の作業で身に付けたスキルや特技を紹介していくこのコーナー。
記念すべき第1回目に引き続き、社会福祉法人一寿会 一寿園の象嵌(ぞうがん)をご紹介します。
第1回目のブログはコチラ
前回お邪魔した時はまだ残暑が厳しい8月末でした。
1月になった現在、大忙しで取り組んでいるのが「保育園のアルバムづくり」だそうで。
その様子を取材させてもらいましたよ。
はい、今回も登場いただきました。
象嵌の若きカリスマ(←勝手に命名)川嶋さんです。
前回のブログを読んだ方はもうご存じでしょうが、あらためてもう一度。
違う色の木をパズルのように組み合わせて作るのが象嵌の特徴なんです。
絵具で着色しているのではないので、木が持つ色合いや風合いが楽しめる逸品なんです。
画像はちょっとロン毛気味のヘアスタイルがやんちゃな男の子。
肌色の部分は少し白っぽい木。
髪の毛の部分は茶色がかった木。
目には黒い木を、この細さまで削って使うんです。
サインペンで描いてるわけじゃないんです!!
口の部分が白いのは、下書きの紙が貼り付いているから。
剥がすと赤っぽい色の木がはめこまれているんでしょう。
いや~、何回見てもすごい技術ですよ、ほんと。
作業スペースの横に置いてあった、牛の顔パーツ。
白っぽい木の頭部分と、赤っぽい木の鼻部分。
こんな感じで様々な色の組み合わせをしていきます。
ちなみに、牛ボディはこんな感じ。曲線も滑らかにカットして仕上げます。
それにしても、保育園のアルバムでこんな凄いのもらえたら嬉しいですよね!!
いや~、この保育園に通いたかったわ~。
完成見本を見ながら、それぞれのパーツを並べてもらいました。
ウサギにゾウにキリンにクマ。かわいい仕上がりですね~。
・・・男の子が生まれたままの姿なのが若干気になりますが(笑)
「日本むかしばなし」のエンディングが思い起こされます。
(わからない世代のみんなは「にんげんっていいな」でググってみよう!!)
タイトル部分についている紙をきれいに剥がして、表紙にはめ込むと…。
はい、こんな感じでーす!!
この後表面をキレイに整え、保護のためにニスで塗装すると、完成だそうです。
センターのワイルドぼうや、口の部分に使われた木は、目と同じ黒でしたね。
・・・って、あれ??
まさか、そんなことってある・・・??
あぁ、そうだ、ぜったいそうだ。そうとしか見えないもの・・・。やってもうたよ、これ。
これ、ライオンじゃね???
何がロン毛気味のヘアスタイルがワイルドな男の子ですか。
生まれたままの姿が若干気になる(笑)とかおっしゃってましたけど。
口だと思い込んでここまで記事を書いたけども、それ、鼻ですから!
ライオンですから、服なんて着ませんから!
となりのクマとおそろいの鼻の形してるものー。よく見ればわかるものー。
思い込みって怖いわー。
思い込みって言えば「汚職事件」って、小さい頃「お食事券」だと思い込んでたのと一緒ね(←話そらすな)
いやー、その場で「生まれたままの姿のボーイが・・・」なんて発言しないでよかったです。(←ここで書いとるがな)
ともあれ、一寿園さんの象嵌技術を余すことなく駆使したアルバム、素敵な仕上がりが楽しみです!!
社会福祉法人一寿会 一寿園
http://www.ichijukai.jp/ichi_juen/