今年は東日本大震災の発生から10年目の節目の年です。ここ宮城の被災地も着実に復興が進んでいます。しかし、同時に震災記憶の風化も確実に進んでいます。
記憶が薄れていくことを止めることは難しいかも知れませんが、せめて3月11日は、あの日のことを思い出す日にしたいものです。この記憶を継承することが、今を生きている私たちの使命ではないでしょうか?
私どもみやぎセルプ協働受注センターは、今年度も障害者の震災記憶風化防止活動を行っております。
この活動は東日本大震災で被災した障害者や福祉職員の体験をパネルにまとめ、各地で展示することで、震災記憶の風化を防止するとともに、防災・減災の一助になることを目的としています。
3.11ソレカラ in Open Villageノキシタ(2020年9月21日)
仙台市宮城野区にある「Open Villageノキシタ」にて、パネル展&マルシェを開催しました。
若い世代からご年配まで、多くの方にパネルを見ていただくことができました。
3.11ソレカラ in ホエールタウンおしか(2021年1月23日)
2019年秋に新しくなった「ホエールタウンおしか(石巻市鮎川)」にてパネル展示、マルシェ、ミニコンサートを開催しました。
建物や目の前の港はきれいに整備され、震災当時の面影は残っていませんが、ここ鮎川は津波で大きなダメージを受けたところです。
当日は多くのお客様にお出でいただき、パネルを見ていただくことができました。
そして、3月17日(水)~31日(水)まで、宮城県図書館1Fのエントランスホールでもパネル展示を行う予定です。
「防災」や「減災」とは特別なことと考えず、日頃の生活に根付いていくことが望ましいと思います。
私たちが取材し、パネルにまとめた障害者や福祉職員の生の声は、「防災」や「減災」について考える際のヒントとなるエピソードが詰まっています。
この機会に、ぜひご覧ください。
パネル展「3.11ソレカラ in 宮城県図書館」
・開催日 令和3年3月17日(水)~31日(水)
・所在地 宮城県仙台市泉区紫山1丁目1-1 1F エントランスホール
・開館時間 午前9時から午後7時まで(日・祝日は午後5時まで)
・休館日 月曜日,年末年始
・入場料 無料