9畳のワンフロアー

写真:写真左が利用者の愛さん、写真右が職員の熊井さん

お話:特定非営利活動法人 輝くなかまチャレンジド 共生型福祉施設 織音(旧:こころ・さをり)
利用者 愛さん(女性/当時20歳・知的障害)
職員 熊井さん(会話の補助としてお話に参加していただきました)

仮設住宅での暮らしで大変だったのは、9畳程度のワンルームに家族4人で暮らさなければならないことでした。

熊井さん: 2016年、復興住宅にお引越しされたそうです。(当時は)祥心会の福祉避難所から(同じく祥心会の)福祉仮設に移っていました。引越しをされるまでは、ずっと福祉仮設に居ました。
今はもう別の仕事をされていますが、その福祉仮設で、お父さんは管理人さんとして働いていました。住まいのすぐ近くで働いていたので、ご家族は安心されたと思います。

愛さんはお家のお手伝いをしましたか?

愛さん:洗濯とか掃除とかしてまして。

何か、その時大変だなと思ったことなどはありましたか?

愛さん:掃除機をかけるのが大変でした。

熊井さん: 愛ちゃんも妹さんも以前のご自宅には個室がありました。お母さんが同じ場所に家族で居たのは、中々大変だったと、おっしゃっていました。

ご家族から、仮設生活での愛さんの様子や困ったことなど、聞いていましたか?

熊井さん:お父さんが働いているとはいえ、祥心会(別の事業所)だったので、溶け込むのは大変そうでした。愛さんのご家族は「織音」の利用者と隣同士だっただけで、他の人とは親しくはしていなかったようです。福祉仮設で生活されているほかの方は、知らない人同士だったようです。

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