毎日通える場所

写真:職員の熊井さん

お話:特定非営利活動法人 輝くなかまチャレンジド 共生型福祉施設 織音(旧:こころ・さをり)
利用者 愛さん(女性/当時20歳・知的障害)
職員 熊井さん(会話の補助としてお話に参加していただきました)

一様にみんな歳をとってきて、震災からこれまではあっという間ですけど、長かったんだなと、思いますね。

愛さんや尚子さん、他の利用者さんの中で、震災前と変わったことはありましたか?

熊井さん:利用するメンバーが変わったというのもありますが、リーダーシップをとってくれるようになりました。愛ちゃんが二十歳だったのが、今度26歳になりますから。
私と前所長が目指したのは、家に居る障害のある方が、毎日通える場所にしようということです。
震災前後から、支援学校卒業の方が入ってこられるようになりました。そうすると、ベテランの方と若い子になって、バランスがとても良いんです。うちに来られる方は、障害の重い子が多いんですけれど、結構育っていくんですよね。自傷行為なんかする子も、上(リーダー)になってみたりとか。

みんなで作業をしていたりするからこその変化ですかね?

案外、寝てばっかりいてサボっていた子もいたのに、わからないものですね。

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