その後、利用者数が増えて活動スペースが手狭になり、建物の老朽化も目立っていたことから、近くの縫製工場を改築し活動場所を移すことになっていました。
リフォームを終えた縫製工場
【あの日】
内装も整い 平成23年の4月の開所に向けて心を躍らせていたところに3月11日の東日本大震災が起きました。名称も新しくい「ワークショップリアス」に変える予定で人事も決まっていたのです。この場所は、皆さんもご存じの大型漁船「共徳丸」が打ち上げられた鹿折地区で、津波と火災が同時に起きた場所でした。「ワークショップリアス」も同様に、火災により跡形も無く全焼しました。
「ワークショップリアス」があった角地
私たちは古いプレハブでの活動を余儀なくされましたが、被災して生活の場所を失った方や最愛の家族を失った方も多い中、人的被害を免れ日中活動が出来る居場所があった事にとても助けられました。
多くの方々に支えて頂きました。
お陰様で、平成25年4月には就労継続支援B型事業所として再出発し、震災後に支援に入って頂いた団体からは建物支援をして頂くことになりました。被災地の事情で工期は遅れていますが、年度内に引っ越しが出来る見通しも立ち希望が見えて参りました。この場を借りて恐縮ではございますが、職員一同より厚く御礼申し上げます。
プレハブからエコハウスへ
【高齢化の問題】
利用者の皆さんは、屋外で汗を流して働くことが大好きな世代です。そして何よりも「誰かのお役に立ちたい」と思っう気持ちが強い世代です。しかし、高齢化とともに屋外の作業が目に見えて難しいと感じられる方も増えており、今後はますます『個々の体力に見合った室内での作業』が必要となっています。
少しでも早く『室内作業』にも慣れ親しんで頂きたいと思いながら、思うような室内作業が見つからないという切実な課題を抱えております。役務の途切れる冬場や、悪天候などの諸事情で外に出られない時の「室内で楽しく出来る、納期のゆるい軽作業」を広く募集しております。